「あくせく」の意味と使い方や例文!「あくせく働く」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
あくせく

「齷齪」「偓促」とも書く。

【意味】
心が狭く小さなことにこだわること。また、休むまなくせかせかと仕事などをすること。

【類義語】
・こせこせ
・せかせか

【対義語】
・悠悠

「あくせく」の使い方

健太
新作のアニメが発表されたんだけど、監督は完全に納得できたわけじゃないんだって。
ともこ
商業アニメはしょうがないわよね。
健太
納期に間に合わせることだけにあくせくして、納得せざるを得なかった部分があるんだってさ。
ともこ
予算と時間が限られている中で最高のものを作らないといけないんだから大変よね。

「あくせく」の例文

  1. なんのために骨折ってるんだろう、なんのためにこうあくせく働いてるんだろう?なぜ子供なんかいるんだろう、ってね。(トルストイ アンナ・カレーニナ)
  2. 眼付には落ちつきがなく、あくせくとして利益を求めているのが映った。すでに貪欲が根を張り、成長していく木の影がどこへ落ちるかを示していた。(ディケンズ クリスマス・カロル)
  3. あくせくと働いてこの家を手に入れた。
  4. お金持ちの健太くんは、生活のためにあくせく働いたことがない。
  5. ここへ来て健康を取りもどすかわりに、パリで子供たちのためにあくせくしたって、なんにもならんさ。(モーパッサン ピエールとジャン)

「あくせく働く」とは?

あくせく」を用いた表現の一つ「あくせく働く(あくせくはたらく)」があります。

あくせく働く」とは、休むまなくせかせかと働くことをいいます。

【例文】

  1. 普段あくせく働く自分を労う目的で旅に出る。
  2. 世間の人たちがあくせく働いている時間に惰眠を貪る贅沢さ。