「当てこすり」の意味と使い方や例文!「当てつけ」との違いは?(類義語)

【言葉】
当てこすり

【読み方】
あてこすり

【意味】
あてこすること。

【類義語】
・皮肉
・あてつけ

「当てこすり」の使い方

健太
笑いにかこつけて、人の失敗を当てこするのはどうかと思うよ。
ともこ
最近のお笑いは、人を傷付けるものが多いわね。
健太
人に優しいお笑いって無理なのかな。
ともこ
人はだれかを見下しながら生きるものなのかもね。

「当てこすり」の例文

  1. 昨日なんかはぼくもすっかり腹を立てたよ。伯爵の悪口をいってぼくをも当てこすっているんだ。(ゲーテ 若きウェルテルの悩み)
  2. 男たちはわざと孫六の近くで、時どきむかしのことを当てこするようなおしゃべりをした。(藤沢周平 玄鳥)
  3. わが国の笑いには強い皮肉を含んだものが多いが、それは当てこすった相手と会わなくてもすむ社会構造だったからである。(星新一 きまぐれ博物誌・続)
  4. それは彼に反対した私への当てこすりだろうか。
  5. 彼の言葉には、皮肉や当てこすりのような嫌な響きがなかった。

「当てこすり」と「当てつけ」の違いは?

当てこすり」に似ている語に「当てつけ」があります。

当てつけ」とは、「あてつけること。あてこすり。」という意味です。

当てこすり」も「当てつけ」も、同じ意味で使われます。

しかし「当てこすり」は、言葉で表すことをいいます。

対して「当てつけ」は、言葉だけでなく態度で表す意味も含みます。