【言葉】
抉る
【読み方】
えぐる
【意味】
①刃物などを突き刺したまま回し、その部分をとる。
②通り一ぺんのことでは済まさず、独特のやり方をして人の意表に出る。
③相手の弱点や隠されている事実などを容赦なく突く。
【類義語】
・くりぬく
・ほじくる
「抉る」の使い方
かぼちゃを抉って中身を取り出して。
抉り取った中身はどうするの?
中身はパンプキンパイに、皮はランタンにするの。
ハロウィンって、おいしくて楽しいな。
「抉る」の例文
- 彼は心臓を刃物で抉られて亡くなっていた。
- 彼女に別れを告げたとき、胸を抉られるようだった。
- ともこちゃんから聞いた話は、肺腑を抉るような話だった。
- 問題の核心を抉る発言だった。
- 健太くんの何気ない一言が、ともこちゃんの心を抉った。
「心を抉る」「胸を抉る」とは?
「抉る」を用いた表現に「心を抉る(こころをえぐる)」「胸を抉る(むねをえぐる)」があります。
「心を抉る」も「胸を抉る」も、人の心に激しい苦痛や衝撃を与えるという意味です。
【例文】
- 被害者家族の心を抉るような加害者の発言があった。
- その映画は、胸を抉るようなストーリだった。