【言葉】
踏み込む
【読み方】
ふみこむ
【意味】
1⃣(自五)
①踏んで落ち込む。
②勢いよく足を踏み入れる。
③無断で、あるいは予告なく入り込む。案内なく、無理に入り込む。
④気張ってする。思いきってする。
⑤問題に深く立ち入る。
2⃣(他五)
①足を中に入れる。強く踏む。
②自分を深入りさせる。
【類義語】
・完全に踏みにじる
・完全に無視する
「踏み込む」の使い方
あのマンションの一室で、違法賭博が行われていたんだって。
へえ。人の出入りが多い部屋だなとは思っていたけど、そんなことをしていたの。
警察が踏み込んだ時には、全員逃げた後だったそうだよ。
捜査情報が洩れているわね。
「踏み込む」の例文
- ノックをすることもなくまるで犯罪現場に踏み込む警官のようであった。(乙一 ZOO)
- 日本の習慣では、土足のままで家の中へはいらない。だから、文学も土足のまま人生の中へ踏み込んで行くような作品がない。(織田作之助 土足のままの文学)
- いずれは二人で店を持とう、ということは何度も話している。だが具体的にどうするかというところまで踏み込んだことはない。(東野圭吾 幻夜)
- 靴底が進化したことで、地面を踏み込むときの安定感が増した。
- この件に関して、これ以上踏み込んではいけない気がした。
「踏み込んだ質問」とは?
「踏み込む」を用いた表現の一つに「踏み込んだ質問(ふみこんだしつもん)」があります。
「踏み込んだ質問」とは、問題に深く立ち入った質問のことをいいます。
【例文】
- 踏み込んだ質問をした記者に、首相がキレた。
- 奥さんと不倫相手、どちらが好きだったんですかと踏み込んだ質問をした。