【言葉】
不貞腐れる
【読み方】
ふてくされる
【意味】
不満があって人の言うことをいきかない。また、不平があって投げやりな振る舞いをする。ふてくさる。
【類義語】
・いじける
・すねる
「不貞腐れる」の使い方
彼はミスをしても不貞腐れたり、誰かのせいにしたりしないよね。
ミスの原因を細かく分析して、次に活かそうとするわよね。
不貞腐れてやる気をなくす人が多い中で、彼はこのスポーツと真剣に向き合っている数少ない選手だよ。
一年でも長く現役生活を続けて、このスポーツ界を牽引していって欲しいわね。
「不貞腐れる」の例文
- 不貞腐れている健太くんなんて放っておこう。
- 彼から悪いところを指摘され、ともこちゃんは不貞腐れた。
- 健太くんは、不貞腐れるようにそっぽを向いた。
- 「わたし、あんまり友達いないんです」と笑った。不貞腐れるようではなかったし、自暴自棄を起こすようでもなく、清々しさがある。(伊坂幸太郎 死神の精度)
- 「いけませんか」 「いけませんね」 不貞腐れる王弁をからかうように、彼女はぽんと柔らかく毬を投げるように言葉を返してきた。(仁木英之 僕僕先生)
「不貞腐れる」と「拗ねる」の違いは?
「不貞腐れる」に似ている語に「拗ねる(すねる)」があります。
「拗ねる」とは、
①ひねくれている。偏屈である。
②不平・不満の気持ちを表すために、ひねくれた態度をとる。
という意味です。
「不貞腐れる」も「拗ねる」も、不平・不満の気持ちを表すためにとる態度をいいます。
しかし「不貞腐れる」は、言うことを聞かなかったり投げやりになることをいいます。
対して「拗ねる」は、ひねくれることをいいます。