「ご希望にそえず」の意味と使い方や例文!「添えず」と「沿えず」どっち?(類義語)

【言葉】
ご希望にそえず

【読み方】
ごきぼうにそえず

【意味】
相手の願いや要望にこたえられない時に言う言葉。

【類義語】
・悪しからず
・申し訳ありませんが
・ご要望にお応えできず
・ご期待に敵わず

「ご希望にそえず」の使い方

健太
ご希望にそえず申し訳ございませんって、百貨店の店員さんに謝られたよ。
ともこ
無理な要望をしたの?
健太
無理なことは言っていないよ。
ともこ
それならご希望にそえるまでがんばってほしいわよね。

「ご希望にそえず」の例文

  1. お客様のご希望にそえない場合もあります。
  2. 欠品のためご用意することができません。ご希望にそえず申し訳ございません。
  3. お役に立ちたいと思い全力を尽くしましたが、ご希望にそえず残念です。
  4. この度はご希望にそえず大変恐縮です。
  5. お客様のご希望にそえず大変申し訳ございません。

「ご希望にそえず」は、「添えず」と「沿えず」どっち?

ご希望にそえず」の「そえず」は、「添えず」「沿えず」どちらでも書くことができます。

添う」は、主に、基準となるものから離れないようにすることをいいます。

沿う」は、基準となるものから離れないようにする意でも使われますが、主に、長く連なるものから離れずに進んだり続いたりする場合に使われます。

なので、「ご希望に添えず」は、要望に寄り添えないという意味です。

対して「ご希望に沿えず」は、要望に従って行うことができないという意味です。

新聞などマスコミは、「ご希望に沿えず」で統一されています。