「鼻白む」の意味と使い方や例文!「しらける」との違いは?(語源由来・類義語)

【言葉】
鼻白む

【読み方】
はなじろむ

【意味】
①気後れした顔つきをする。
②興ざめがする。

【語源・由来】
突然の悪い知らせに鼻が白くなることから。

【類義語】
・萎える
・引く

「鼻白む」の使い方

健太
せっかく盛り上がっていたのに、先生の一言で鼻白んだね。
ともこ
あれは余計だったわよね。
健太
大人なんだから、言って良いことと悪いことの区別をつけてほしいよね。
ともこ
先生失格ね。

「鼻白む」の例文

  1. その夕方、名古屋の親戚の家の玄関に立った時にも、別に鼻白みもしなかった。(北原白秋 木曾川)
  2. 秘密を明かさないことを水くさいと感じる前に、やや鼻白む千花だ。(林真理子 野ばら)
  3. 相手の迫力に一瞬鼻白むも、ぐっとこらえる。
  4. 場違いな彼の発言に、一同鼻白む
  5. 急にキレた彼の姿に鼻白む

「鼻白む」と「しらける」との違いは?

鼻白む」に似ている語に「しらける」があります。

しらける」とは、
①白くなる。色があせて白っぽくなる。
②興がさめて気まずい雰囲気になる。
③具合が悪くなる。きまりが悪くなる。
④明らかにする。また、包み隠さず話す。打ち明ける。

という意味です。

鼻白む」も「しらける」も、興ざめという意味で使われます。

しかし「しらける」は、雰囲気が悪くなるという意味がある点が違います。