【言葉】
逸る気持ち
【読み方】
はやるきもち
【意味】
物事を早く行いたいと思って待ちきれない気持ち。興奮して勇み立つ気持ち。
【類義語】
・焦る気持ち
・急ぐ気持ち
・勇み立つ気持ち
・奮い立つ気持ち
・居ても立っても居られない
「逸る気持ち」の使い方
早く家に帰りたいな。
何でそんなに急いでいるの?
新作のゲームの続きをやりたいんだ。逸る気持ちを抑えられないよ。
そんなにおもしろいの?ここで私と話している間も惜しそうね。
「逸る気持ち」の例文
- おようは、戸口越しに見える新吉の広い背中を目のすみにとらえながら、逸る気持ちを押さえて六つのくるのを待った。(宮部みゆき かまいたち)
- 逸る気持ちを抑えて歩くスピードを合わせていると、やがて美保子の方から話しかけてきた。(貫井徳郎 天使の屍)
- フランクフルトの市内のあちこちにも、明るいグリーンの地に白でワールドカップ西ドイツ大会のエンブレムをあしらった旗が翻り、「ああ、これがワールドカップなのだ」と逸る気持ちを押さえながら、電車でスタジアムに向かったものだ。(後藤健生 ワールドカップの世紀)
- 逸る気持ちに何度もブレーキをかけた。
- 逸る気持ちを抑えて、深く息を吸って吐いた。
「はやる気持ちを抑える」とは?
「逸る気持ち」を用いた表現の一つに「はやる気持ちを抑える(はやるきもちをおさえる)」があります。
「はやる気持ちを抑える」とは、物事を早く行いたくて高まる気持ちを抑えることをいいます。
【例文】
- 一刻も早く吉報を聞きたかったが、はやる気持ちを抑え待つ。
- はやる気持ちを抑えて慎重に歩を進めた。