「朗らか」の意味と使い方や例文!「明るい」「穏やか」「陽気」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
朗らか

【読み方】
ほがらか

【意味】
①打ち明けて明るく広々としたさま。
②日や月の光がさして明るく晴れわたるさま。
③事理に通じて明らかなさま。
④心の晴れ晴れとしたさま。また、気持ち・性格が明るく楽しげなさま。

【類義語】
・陽気
・快活

【対義語】
・陰気
・陰鬱

「朗らか」の使い方

ともこ
健太くんは、初対面の人には気難しそうに接するわよね。
健太
人見知りなんだよ。
ともこ
なのに、信用できると判断すると朗らかになるわよね。
健太
信用じゃなくて、仲が良くなるとって言って。

「朗らか」の例文

  1. このクラスは朗らかなメンバーが多い。
  2. 音楽の授業なのか、子供たちの朗らかな歌声が聞こえてくる。
  3. 彼女はいつも朗らかに笑っている。
  4. 今日は久しぶりに晴れて朗らかな天気だ。
  5. 彼女の朗らかな笑みは、周りを幸せにする。

「朗らか」と「明るい」「穏やか」「陽気」との違いは?

朗らか」に似ている語に「明るい(あかるい)」「穏やか(おだやか)」「陽気(ようき)」があります。

「朗らか」と「明るい」の違いは?

明るい」とは、
①光が十分にあり、また光が強く差して、物がよく見える状態である。
②将来などに希望や喜びがもてる状態である。
③性格や表情・雰囲気などが朗らかである。陽気だ。明朗だ。
④公明正大で後ろ暗いところがない。
⑤色が澄んで華やかである。
⑥(「…にあかるい」の形で)その物事・方面によく通じている。経験が豊富だ。

という意味です。

朗らか」も「明るい」も、性格に沈んだところがなく、晴れやかで楽しそうな様子をいいます。

しかし「朗らか」は、性格のこと、その性格が行為や状態などに及んでいる場合に使います。

対して「明るい」は、「朗らか」で楽しそうな様子をいいます。

「朗らか」と「穏やか」の違いは?

穏やか」とは、
①静かでのどかなさま。安らか。
②気持ちが落ち着いていて物静かなさま。
③極端でなく、人に受け入れられやすいさま。穏当。

という意味です。

朗らか」は、性格のこと、その性格が行為や状態などに及んでいる場合に使います。

対して「穏やか」は、落ち着ていることをいます。

「朗らか」と「陽気」の違いは?

陽気」とは、
①気候。時候。
②万物生成の根本となる二気の一。万物が今まさに生まれ出て、活動しようとする気。
③気分。雰囲気などがはればれしていること。にぎやかで明るいこと。また、そのさま。

という意味です。

朗らか」も「陽気」も、性格に沈んだところがなく、晴れやかで楽しそうな様子をいいます。

朗らか」は、性格のこと、その性格が行為や状態などに及んでいる場合に使います。

対して「陽気」は、「朗らか」な上に、にぎやかであることをいいます。