「生き字引」の意味と使い方や例文!悪い意味で失礼になる?(類義語)

【言葉】
生き字引

【読み方】
いきじびき

【意味】
経験を積み、物事をよく知ってる人。過去の出来事や規則などに通じている人。

【類義語】
・博学
・博識
・物知り

「生き字引」の使い方

健太
最近、生き字引っぽい人が増えたよね。
ともこ
Googleに聞けば、何でも分かるもんね。
健太
スマホを持っている人はみんな生き字引といえるかもね。
ともこ
生き字引は、歩く辞書だからね。

「生き字引」の例文

  1. といっても、レコードの生き字引きみたいな鑑賞法には関心はなかった。(五木寛之 風に吹かれて)
  2. メグは彼の静かな物腰が好きで、彼のことをなんでも知っている生き字引だと思っていた。(オルコット 若草物語 2)
  3. 上松氏は中央気象台の業務畑を長年歩いてきた人物で、戦前戦後を通じての気象用通信回線と無線放送の変遷については、生き字引のような知識を持っていた。(柳田邦男 空白の天気図)
  4. ともこちゃんは学校内の生き字引、いわゆるウォーキング・ディクショナリーだ。
  5. 芸能界の生き字引である彼は、その豊富な知識でご意見番としても活躍している。

悪い意味で失礼になる?

生き字引」は、経験を積み、よく物事を知っている人やその人に聞けばすぐわかるというような人のことをいうので褒め言葉として使われます。

生き字引」を年齢を重ねるとともに、経験を積み、知識を重ねた人という意味と誤解し、「生き字引」と言われ、年寄り扱いされたと憤慨する人がいますが、「生き字引」に年寄りという意味はなく、褒め言葉として使われます。