「齎す」の意味と使い方や例文!「影響を齎す」とは?(類義語)

【言葉】
齎す

【読み方】
もたらす

【意味】
(多く具体物以外について)持ってくる。持っていく。ある結果を招く。

【類義語】
・引き起こす
・誘発
・招く

「齎す」の使い方

ともこ
健太くんは、彼が苦手なのかと思っていたわ。
健太
彼は良い情報をしてくれるんだ。
ともこ
情報通なのね。
健太
そうなんだ。有意義な立ち話をすることができるんだよ。

「齎す」の例文

  1. 夏休みが終ると、よく愉快だった海の旅の話をして私の下宿を訪れた。(木暮理太郎 秩父のおもいで)
  2. 俳句本来の性質として単純に叙して複雑な効果を齎すものを尊重する。(高浜虚子 俳句への道)
  3. お民の死は確かに彼女の上へ大きい幸福をしてゐた。(芥川竜之介 一塊の土)
  4. この宝石は、身に付ける人に幸運を齎すという。
  5. そのメールが大きな反響を齎す

「影響を齎す」とは?

齎す」を用いた表現の一つに「影響を齎す(えいきょうをもたらす)」があります。

影響を齎す」とは、 物事の力や作用が他のものにまで及び、ある状態を生じさせることをいいます。

【例文】

  1. 空手道は、健太くんの精神的な成長に影響を齎した。
  2. 日銀の決定は国内外の市場に悪い影響を齎した。