「省みる」の意味と使い方や例文!「顧みる」「鑑みる」との違いは?(類義語)

【言葉】
省みる

【読み方】
かえりみる

【意味】
自分のしたことを振り返ってよく考える。反省する。

「返り見る」意で、「顧みる」と同語源です。
【類義語】
・反省する

「省みる」の使い方

ともこ
健太くんは自分のしたことの罪深さを分かっているの?
健太
自ら省みて、やましいことは何もないと思うんだ。
ともこ
正しい行いだったというの?
健太
僕は正しかったと信じているよ。

「省みる」の例文

  1. だが省みられぬこれらの民器の方がいかに健康であり本格であろう。(柳宗悦 工芸の道)
  2. スキャンダルが出て自身を省みたが時すでに遅し。
  3. 彼は批判されても省みることなく、その発言をヒートアップさせた。
  4. 一人ぼっちになり、自分の行いを省みる
  5. 胸に手を当てて己を省みる

「省みる」と「顧みる」「鑑みる」との違いは?

省みる」に似ている表現に「顧みる(かえりみる)」「鑑みる(かんがみる)」があります。

「省みる」と「顧みる」の違いは?

顧みる」は、
①ふりむいて後ろを見る。振り返る。また、首を動かして辺りを見る。
②過ぎ去ったことを思い起こして考える。回顧する。
③心にかける。気にかける。

という意味です。

顧みる」は「返り見る」の意で、「省みる」と同語源です。

しかし「顧みる」は、後ろを振り向く、回顧するという意味で使います。

対して「省みる」は、反省するの意で使われます。

「省みる」と「鑑みる」の違いは?

鑑みる」とは、「先例に照らして考える。他と比べ合わせて考える。」という意味です。

なので、反省する意の「省みる」とは似ていますが意味が違います。