「こともなげに」の意味と使い方や例文!「言い放つ」との違いは?(類義語)

【言葉】
こともなげに

【意味】
何事もないかのように平気そうに。

【類義語】
・軽々と
・涼しい顔で
・難なく

「こともなげに」の使い方

健太
ともこちゃんは、こともなげに問題を解くね。
ともこ
こんなの簡単よ。
健太
僕には難しいよ。
ともこ
健太くんは基礎ができていないからよ。基礎ができればこんな問題は簡単よ。

「こともなげに」の例文

  1. 「帰って来るわ」 久吉はこともなげに言いながら芝刈機を押して行く。(三浦綾子 海嶺 下)
  2. それを懸念したのは杏のほうで、問題ないよ、と迅人はこともなげに言った。(井上荒野 だりや荘)
  3. ともこちゃんは、「すぐにできるから、そこで待っていて」とこともなげに言った。
  4. 負傷しているはずなのに、健太くんはこともなげにプレーを続けた。
  5. こともなげに「カブトムシの幼虫を食べた」と言った健太くんにひいた。

「こともなげに」と「言い放つ」の違いは?

こともなげに」に似ている語に「言い放つ(いいはなつ)」があります。

言い放つ」とは、「思うことを遠慮なく言う。断言する。公言する。」という意味です。

しかし「こともなげに」は、何事もないかのように平気そうなさまをいいます。

対して「言い放つ」は、はっきりと思ったことを口にすることをいいます。