「好奇の目」の意味と使い方や例文!悪い意味?「奇異の目」との違いは?(類義語)

【言葉】
好奇の目

【読み方】
こうきのめ

【意味】
珍しい物事や未知の事柄に強い好奇心を抱き見ること。

【類義語】
・奇異の目

「好奇の目」の使い方

健太
今日、僕のクラスに転校生が来たんだ。
ともこ
好奇の目で見つめられていたでしょう。
健太
うん。転校生って大変だよね。
ともこ
早く馴染むことができるよう協力しないとね。

「好奇の目」の例文

  1. 彼が一座の主導権を握ってしまったことはどうみても明らかだった。みんなは好奇の目を輝かせてじっと彼を見つめたが、彼は何もいわない。(コナン・ドイル シャーロック ホームズ全集 上)
  2. 健太くんとともこちゃんが手をつないで歩いていたので、他の生徒が好奇の目を向けていた。
  3. あまり見かけることがないのか、アジア人である私を好奇の目で見る。
  4. ドレスを着てバスに乗っているともこちゃんは好奇の目で見られた。
  5. そのあいだもずっと、ジョリスに好奇の目をあてて観察をつづけていた。(シムノン メグレとベンチの男)

悪い意味?「奇異の目」との違いは?

好奇の目」は、「好奇の目で見られる」という表現で使われることが多く、興味本位の目でじろじろ見られることをいいます。

なので、あまりいい意味で使われません。

「好奇の目」と「奇異の目」の違いは?

好奇の目」に似ている表現に「奇異の目(きいのめ)」があります。

奇異の目」とは、「普通と異なり怪しく不思議なものを見る目。奇妙なものを見る目。奇怪なものを見る目。」という意味です。

好奇の目」も「奇異の目」も、人が人に向ける視線のことをいいます。

しかし「好奇の目」は、好奇心を向ける視線をいいます。

対して「奇異の目」は、怪しいものを見る視線をいいます。