「腐す」の意味と使い方や例文!「貶す」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
腐す

【読み方】
くさす

【意味】
悪く言う。わざと低い評価をつける。けなす。

【類義語】
・けなす
・こき下ろす
・そしる

【対義語】
褒める

「腐す」の使い方

健太
芥川賞の最終候補に残った作品を選考委員がしていたね。
ともこ
どれも受賞するに値しないってね。
健太
その選考委員も作家なんだから、気持ちが分かるだろうに。
ともこ
人の気持ちが分からない作家は良い作品を書くことができないわ。選考委員こそオワコンなのよ。

「腐す」の例文

  1. そう人を腐すものではない。
  2. 健太くんは、私のことを散々した。
  3. 賞められたのか、されたのか分らない。気楽か気楽でないか知らない。(夏目漱石 虞美人草)
  4. ともこちゃんは彼のことを鼻で笑ってしていた。
  5. 国産紅茶は紅茶ではないと腐す人が多い。

「腐す」と「貶す」の違いは?

腐す」に似ている語に「貶す(けなす)」があります。

貶す」とは、「相手をおとしめるような悪口を言う。くさす。そしる。」という意味です。

腐す」も「貶す」も、欠点などを取り上げて悪く言うことをいいます。

しかし「腐す」は、何かについて悪く言う意です。

対して「貶す」は、人や事物の悪いところ、不都合なところをあげつらって悪く言う、または、欠点や不都合な点がなくともことさらおとしめて悪く言うことをいいます。