「幕切れ」の意味と使い方や例文!「幕引き」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
幕切れ

【読み方】
まくぎれ

【意味】
①芝居で、一段落がついて幕がしまること。
②物事の終わり。

【類義語】
・けり
・閉幕
・終決

【対義語】
・幕開き

「幕切れ」の使い方

健太
マスク不着用で反則負けの幕切れは切ないね。
ともこ
マスクを着用できない理由があるなら認めてもいいと思うけどね。
健太
対戦相手を不安にさせるためにマスクをしないという卑怯な理由だったらよくないけどね。
ともこ
もっとちゃんと話し合って、反則か否か判断すべきだった気がするわ。

「幕切れ」の例文

  1. それは自分の一生の幕切れとしては、いちばんふさわしい行為らしい。(有島武郎 或る女)
  2. 大会第一回としては異常な幕切れである。だが、会場はこの結末で爆笑の渦に包まれた。(有川浩 キケン)
  3. ニコライによって思いがけぬ幕切れが来なかったら、今日はいったいどんな別れ方をしていたろう?(ドストエフスキー 罪と罰)
  4. 憧れの大舞台に立つも、怪我で離脱というつらい幕切れとなった。
  5. ホテルを開業したが、コロナ禍と時期がかぶりあっけない幕切れとなった。

「幕切れ」と「幕引き」の違いは?

幕切れ」に似ている語に「幕引き(まくひき)」があります。

幕引き」とは、
①幕を引いて芝居などを終えること。また、その幕を開閉する役目の人。
②物事を終えること。終わりにすること。

という意味です。

幕切れ」は、ものごとの終わりをいいます。

対して「幕引き」は、「幕引きを図る」のように、ものごとを終わりにすることをいいます。