【言葉】
稀に見る
【意味】
まれにみる
【意味】
めったに見られない。数少なくめずらしい。
【類義語】
・世にも奇妙な
・前代未聞
・空前絶後
【対義語】
・有り触れた
・ありきたり
・日常茶飯
「稀に見る」の使い方
健太くん。私の書いた小説を読んで。
これは稀に見る傑作だね。
そんなにすごい?
設定が斬新で、今まで読んだことがないおもしろさだよ。
「稀に見る」の例文
- 私たちはそれを少数な稀に見る天才にのみ依存して行くべきであるか。(柳宗悦 工芸の道)
- 朝夕に見て見飽かぬ源氏と稀に見るのを得た尚侍の喜びが想像される。(与謝野晶子 源氏物語)
- 彼の泳ぎは巧みだった。あとで思い出しても、あれは稀に見る泳ぎ手の泳ぎだったと思う。(三浦綾子 続泥流地帯 草のうた)
- それは近年稀に見るケースだった。
- ともこちゃんは稀に見る美しい女性だ。
「稀に見ない」は間違い?
「稀に見る」の否定形として「稀に見ない」という表現が使われることがあります。
しかし「稀に見る」の「稀」には、「すくない。めったにない。」という否定の意味があります。
なので、「稀に見ない」は、二重否定になり間違いです。
一般的に「めったにない」が使われます。