「待ちわびる」の意味と使い方や例文!「待ち望む」「待ち焦がれる」との違いは?(類義語)

【言葉】
待ちわびる

【読み方】
まちわびる

【意味】
待ちくたびれて待つ気力を失う。来るはずのものがなかなか来ないので気をもみながら待つ。

【類義語】
・待ちあぐむ
・待ち望む
・待ち焦がれる
・待ち遠しい

「待ちわびる」の使い方

健太
イエスキリストみたいな救世主が現れないかな。
ともこ
世界中の人たちが待ちわびているわよね。
健太
人類が滅亡するのと救世主が現れるのとどちらが早いかな。
ともこ
神のみぞ知るってやつね。

「待ちわびる」の例文

  1. さて、ナポレオンは首を長くして新しい交渉役の到着を待ちわびていた。(アレクサンドル デュマ リシャール大尉)
  2. 実際、母親は、女の子の帰りをいまかいまかと待ちわびているのです。(重松清 疾走 下)
  3. 愛猫が、父の帰宅を玄関で待ちわびている。
  4. チームの勝利の瞬間を待ちわびている。
  5. 祭りで信長役をする俳優の登場を待ちわびた人たちが行列を作った。

「待ちわびる」と「待ち望む」「待ち焦がれる」との違いは?

待ちわびる」に似ている表現に「待ち望む(まちのぞむ)」「待ち焦がれる(まちこがれる)」があります。

「待ちわびる」と「待ち望む」の違いは?

待ち望む」とは、期待してその時が来るのを待つという意味です。

待ちわびる」も「待ち望む」も、その時や事態が来ることを期待して待つことをいいます。

しかし「待ちわびる」は、気をもみながら長く待ち続けることをいいます。

対して「待ち望む」は、実現を期待して待つことをいいます。

「待ちわびる」と「待ち焦がれる」の違いは?

待ち焦がれる」は、「じりじりして待つ。切実な気持で待つ。恋い慕って待つ。」という意味です。

待ちわびる」も「待ち焦がれる」も、その時や事態が来ることを非常に期待して待つことをいいます。

しかし「待ちわびる」は、気をもみながら長く待ち続けることをいいます。

対して「待ち焦がれる」は、身を焦がすような思いで待つことをいいます。