「見入る」の意味と使い方や例文!「魅入る」との違いは?(類義語)

【言葉】
見入る

「魅入る」とも書く。

【読み方】
みいる

【意味】
①気持ちを集中してじっと見る。また、見とれる。
②執念をかけて取りつく。魅する。
③外から内を見る。のぞく。
⑤気を付けてみる。関心を持って見る。見向く。
⑤気を付けて世話する。目をかける。
⑥霊や神などがのりうつる。

【類義語】
・見とれる
・見惚れる

「見入る」の使い方

ともこ
健太くん。何に見入っているの?
健太
防災マップだよ。僕の家の周辺がとても危険なことに気が付いてしまったんだ。
ともこ
それは大変。引っ越しをした方が良いレベル?
健太
生まれた土地を離れるのは勇気がいるよ。何かあった時に身を守ることができるよう、避難ルートを考えていたんだよ。

「見入る」の例文

  1. イギリス国民は、国葬の様子を映し出すテレビに見入った。
  2. 健太くんは欲しいおもちゃに見入っている。
  3. すると、昨夜とは違って、患者はすぐ敏感に反応して来た。佐沼は相手が自分の眼を見入るようにしているのを、逆に見守っていた。(井上靖 崖 上)
  4. それからまた私達はしばらく無言のまま、再び同じ風景に見入っていた。(堀辰雄 風立ちぬ)
  5. 煙客翁はまるで放心したように、いつまでもこの画を見入っていました。(芥川竜之介 秋山図)

「見入る」と「魅入る」との違いは?

見入る」は「魅入る」とも書きます。

しかし「魅入る」は、「悪魔に魅入られる」のように、受動の形で、主に「執念をかけてとりつく。魅する。」という意味で使われます。