「悶える」の意味と使い方や例文！「恋に悶える」とは？（類義語）

【言葉】
悶える

【読み方】
もだえる

【意味】
①気絶する。気絶しそうになるほど苦しむ。
②口に出さず心の中に深く悩み苦しむ。

【類義語】
・もがく
・あがく
・のた打つ

「悶える」の使い方

健太くん。そんなに悶えてどうしたの？

足の小指を、テーブルの足にぶつけたんだ。

ああ。それは痛いわね。どうして小指って痛いのかしらね。

しかも悶えてやり過ごすしかないのがつらい。

「悶える」の例文

1. そう思って彼女は何とかせねばならぬと悶えながらも何んにもしないでいた。（有島武郎 クララの出家）
2. 抑えに抑えていたものが迸り出たので、加恵は声をあげて身悶えて泣いた。（有吉佐和子 華岡青洲の妻）
3. 悶え苦しむ眼つきで、この妹が僕に同情してくれると僕はぞつとした。（原民喜 火の唇）
4. ともこちゃんに会えない日々に悶え苦しむ。
5. いいアイディアが思い浮かばず悶え苦しんでいる彼を救いたい。

「恋に悶える」とは？

「悶える」を用いた表現の一つに「恋に悶える（こいにもだえる）」があります。

「恋に悶える」とは、恋について口に出さず、心の中で深く悩み苦しむことをいいます。

【例文】

1. この映画は、恋に悶える女性を丁寧に描いた作品です。
2. 道ならぬ恋に悶えている健太くんを見ていられない。