「物入り」の意味と使い方や例文!「何かと物入りかとは存じますが」とは?(語源由来・類義語)

【言葉】
物入り

【読み方】
ものいり

【意味】
費用のかかること。出費。

【語源・由来】
色々な物事をする為にお金が入用の意。

【類義語】
・出費
・散財

「物入り」の使い方

ともこ
健太くん。バイト三昧の日々ね。何か買いたいの?
健太
新学期は物入りだから、稼げるときに稼いでおこうと思って。
ともこ
自分で稼ぐの?偉いわね。
健太
早く親元から自立したいんだよね。

「物入り」の例文

  1. 引っ越したらいろいろと物入りだろうと心配して、頭金を出してくれた。
  2. 何かと物入りだったので、借金せざるを得なくなった。
  3. 顔が広いと何かと物入りなんだ。
  4. しかもタミちゃんのおっかさんがね、そんな貧乏のさ中に、赤ん坊を生まねばならんことになってしまった。当然物入りは目に見えている。(三浦綾子 母)
  5. 其中に何だか父の加減が悪くて医者に掛っているとかで、物入りが多くて困るとかいうような事も書いてあったが、例の愚痴だと思って、其内に都合して送ると返事を出して置いた。(二葉亭四迷 平凡)

「何かと物入りかとは存じますが」とは?

物入り」を用いた表現の一つに「何かと物入りかとは存じますが(なにかとものいりかとぞんじますが)」があります。

何かと物入りかとは存じますが」とは、何やかやと費用がかかると思いますがという意味です。

【例文】

  1. 四月は何かと物入りかとは存じますが、町会費の集金に伺いますのでご用意のほどよろしくお願いします。
  2. 何かと物入りかとは存じますが、これは今を逃すと二度と会えない品なので購入しないと後悔すると思います。