「持ち前」の意味と使い方や例文!「持ち味」との違いは?(類義語)

【言葉】
持ち前

【読み方】
もちまえ

【意味】
①生まれつきのもの。固有の性質。
②所有に属する部分。担当する部分。

【類義語】
・生来
・生まれつき

「持ち前」の使い方

ともこ
最後は接戦だったわね。
健太
持ち前の粘り強さを発揮して勝つことができたね。
ともこ
勝負はあきらめない気持ちが大事ってことね。
健太
あきらめたらそこで試合終了だからね。

「持ち前」の例文

  1. 持ち前の努力で周囲に認められていった。
  2. 持ち前の機敏さを発揮して、ささっと仕事を片付けた。
  3. 人はそれぞれの持ち前によって生き方を変えなければならないのね。(坂口安吾 街はふるさと)
  4. 詮索好きなところは彼女の持ち前らしい。
  5. 持ち前のひょうきんさで場を盛り上げる。

「持ち前」と「持ち味」の違いは?

持ち前に似ている語に「持ち味(もちあじ)」があります。

持ち味」とは、
①ある食べ物にもとから備わっている味。
②人柄や小説・技芸・美術品などの持つ独特の味わいや良さ。

という意味です。

持ち前」も「持ち味」も、その人に備わっているものをいいます。

しかし「持ち前」は、その人の固有の性質をいいます。

対して「持ち味」は、その人に備わる独特の味わいや良さのことをいい、生まれつきのものだけでなく、生きる上で培われたものも含み、その人特有の強みや特色というニュアンスが強いです。