「悖る」の意味と使い方や例文!(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
悖る

「戻る」とも書く。
【読み方】
もとる

【意味】
①そむく。理に逆らう。
②ゆがむ。ねじまがる。

【語源・由来】
戻る(もとる)の音変化。

【類義語】
・反する
・背く
・造反する
・反旗を翻す

【対義語】
・合う
・遭う
・類する

「悖る」の使い方

健太
出世するためとはいえ、人の道に悖る行為はしたくないよね。
ともこ
そうね。でも、そういう人が多いわよね。
健太
真っすぐなまま出世することはできないのかな。
ともこ
難しくても健太くんは真っすぐのまま出世してほしいなあ。

「悖る」の例文

  1. 敵対する相手に許可なく取材情報をもらしたことは取材倫理に悖る
  2. 買いたくないと思っているのに顧客に販売することは、商業道徳に悖る
  3. もし単に快楽のみを目的とする人があったならばかえって人性にった人である。(西田幾多郎 善の研究)
  4. さて意志にばかり依拠することは、そのことが既に芸術の方則に悖ることとなるのである。(中原中也 撫でられた象)
  5. いづれにしても、こんな奴が飛出したことは、何か自然に悖る不吉なことだと。(中島敦 狐憑)