「縺れる」の意味と使い方や例文!「足が縺れる」「舌が縺れる」とは?(類義語)

【言葉】
縺れる

【読み方】
もつれる

【意味】
①線状のものがからまり合って解けなくなる。
②足や舌などが思うように動かず、言語や動作に支障をきたす。
③入り組んで事柄が決着のつかない状態になる。

【類義語】
・こんがらかる

「縺れる」の使い方

健太
話が縺れているね。
ともこ
このままだと長引きそうね。
健太
ともこちゃんが介入したらどうだろうか。
ともこ
私が介入したらもっと縺れそうな気がするわ。

「縺れる」の例文

  1. 広い世間にも、かれ程有為転変の生活を送つたものはないであらう。また明るい影と暗い影と互に縺れ合つた生活をしたものはないであらう。(田山花袋 ある僧の奇蹟)
  2. ストレートな物言いをすると話が縺れそうだ。
  3. 健太くんと誰かが縺れ合っているようだ。
  4. この試合は判定まで縺れた。
  5. 両国間の話し合いがここまで縺れるとは誰も想像しなかった。

「足が縺れる」「舌が縺れる」とは?

縺れる」を用いた表現に「足が縺れる(あしがもつれる)」「舌が縺れる(したがもつれる)」があります。

「足が縺れる」とは?

足が縺れる」は、足が思うように動かず行動に支障をきたすことをいいます。

【例文】

  1. 走り疲れて足が縺れ、もう進めない。
  2. 年老いて足が縺れ、若いころのように走ることができない。

「舌が縺れる」とは?

舌が縺れる」とは、舌が思うように動かず言語に支障をきたすことをいいます。

【例文】

  1. 舌が縺れて口が回らず、言葉を発することができなかった。
  2. 舌が縺れて囁くような声しか出ない。