【言葉】
無理強い
【読み方】
むりじい
【意味】
相手の意思に関係なく押しつけてやらせること。
【類義語】
・強制
・強引
・強いる
「無理強い」の使い方
掃除って無理強いするものかな。
本来は、自分たちの学校なんだから自発的に掃除するべきよね。
自発的に掃除する人は少ないよね。
だから強制するしかないのよ。
「無理強い」の例文
- 料理は相手を診断せよ自分の料理を他人に無理強いしてはなりません。(北大路魯山人 日本料理の基礎観念)
- 実際に育てるのは彼女のほうなのだから、私としても無理強いはできなかった。(東野圭吾 殺人の門)
- 戦争させられるからではなしに、無理強ひに命令されるからだ。(坂口安吾 わが戦争に対処せる工夫の数々)
- 息子には無理強いせずに好きなことをやらせた。
- 野球選手の息子だからと、無理強いして野球を始めさせたわけではない。
「無理強い」と「無理やり」「ごり押し」「押し付け」との違いは?
「無理強い」に似ている語に「無理やり(むりやり)」「ごり押し(ごりおし)」「押し付け(おしつけ)」があります。
「無理強い」と「無理やり」の違いは?
「無理やり」は、「無理に行うこと。強いて行うこと。」という意味です。
「無理強い」も「無理やり」も、「無理」という意味が含まれます。
しかし「無理強い」は、相手の意思に関係なく強引にやらせようとうすることをいいます。
対して「無理やり」は、できないとわかっていながら強引に物事をやろうとすることをいいます。
「無理強い」と「ごり押し」の違いは?
「ごり押し」とは、「理に合わない事を承知でその考えを押し通すこと。強引に事を行うこと。無理押し。」という意味です。
「無理強い」も「ごり押し」も、強引に無理を通すことをいいます。
しかし「無理強い」は、相手の意思に関係なく無理に強いることをいいます。
対して「ごり押し」は、自分の意見や要求を無理やり通すことをいいます。
「無理強い」と「押し付け」の違いは?
「押し付け」
1⃣(名)
①押し付けること。
②「押付の板」の略。
2⃣(副)
やがて。程なく。おっつけ。
という意味です。
「無理強い」も「押し付け」も、他人に強制することをいいます。
しかし「無理強い」は、相手が嫌がっていることが前提にあります。
対して「押し付け」には、相手が嫌がるという前提がありません。