「なかんずく」の意味と使い方や例文!「よしんば」との違いは?(類義語)

【言葉】
なかんずく

【意味】
その中でも。とりわけ。

【類義語】
・ことさら

「なかんずく」の使い方

健太
外国語を習うのがブームなんだって。
ともこ
へえ。どこの国が人気なの?
健太
いろんな国の言葉が人気なんだけど、なかんずく、韓国語が人気らしいよ。
ともこ
韓流ブームが続いているのね。

「なかんずく」の例文

  1. なかんずく大きなのを選んで袋を切り開き、虫がどうなっているかを見たいと思った。(寺田寅彦 簔虫と蜘蛛)
  2. 十三日、十三番地、十三番室などは大いに嫌われものである。なかんずく、十三人同時に食卓について食事するのを最も不吉としてある。(井上円了 迷信と宗教)
  3. 僕は巻き煙草をふかしながら、いつかペンを動かさずにいろいろの事を考えていた。妻のことを、子供たちのことを、なかんずく姉の夫のことを。(芥川龍之介 或阿呆の一生・侏儒の言葉)
  4. 世界中がこの件で影響を受けることになるが、なかんずく、日本は大きな影響を受けるだろう。
  5. 一般教養としてスポーツ、なかんずくサッカーを知らないと、ビジネスマンとして成功することはできないと教えられた。

「なかんずく」と「よしんば」の違いは?

なかんずく」に似ている語に「よしんば」があります。

よしんば」とは、「たとえそうであったとしても。かりに。」という意味です。

なかんずく」と、その中でもとりわけという意味です。

対して「よしんば」は、仮にという意味なので、両語の意味は違います。