【言葉】
鈍く光る
【読み方】
にぶくひかる
【意味】
光り輝いてはいないが、確かに光っていると視認できるさま。
【語源・由来】
「鈍く」は、人の感覚を刺激する力が弱く。
【類義語】
・光り方が悪い
・ぼんやりと光る
・微かに光る
「鈍く光る」の使い方
森の中に鈍く光るものがあるよ。
何?クマの目とか?
目じゃないよ。金属みたいなものが太陽の光で光っているんだ。
民家だといいな。道に迷って歩き疲れたわ。
「鈍く光る」の例文
- その傍らに鈍く光っているのはジュラルミンケースかと思われたが、その中は空であった。(森見登美彦 夜は短し歩けよ乙女)
- 規則正しく並ぶ扉はどれも閉ざされ、手垢のついたノブが鈍く光っていた。(小川洋子 沈黙博物館)
- 鈍く光るナイフは、スローモーションのようにゆっくりとこちらに向かってくる。(恩田陸 ドミノ)
- 朝が近づき、月は鈍く光っているにすぎなかった。
- 落とした眼鏡が庭で鈍く光っていた。