「逃げ惑う」の意味と使い方や例文!「逃げ回る」との違いは?(類義語)

【言葉】
逃げ惑う

【読み方】
にげまどう

【意味】
逃げようとしてまごまごする。逃げまよう。

【類義語】
・逃げ迷う

「逃げ惑う」の使い方

ともこ
健太くんが見ていた映画はどんなストーリーなの?
健太
ゾンビの急な襲撃を受けて逃げ惑う人たちの話だよ。
ともこ
逃げ惑うだけなの?戦わないの?
健太
ゾンビは不死身だからね。勝てっこないよ。

「逃げ惑う」の例文

  1. 火災報知器が鳴り響き、逃げ惑う人たちで大混乱になった。
  2. 或村では彼は数匹の犬に追われて逃げ惑うた。(堀辰雄 菜穂子)
  3. お化けだと思って逃げ惑っていたら、それは風に飛ばされたシーツだった。
  4. 東の土塁の角から、悲鳴を上げて逃げ惑う門徒の群れがあふれ出てきたのだ。(和田竜 村上海賊の娘 上巻)
  5. 爆撃を受けた街の人々は逃げ惑った。

「逃げ惑う」と「逃げ回る」の違いは?

逃げ惑う」に似ている表現に「逃げ回る(にげまわる)」があります。

逃げ回る」とは、「逃げてあちこちをまわる。あちこちと逃げ歩く。」という意味です。

逃げ惑う」も「逃げ回る」も、逃げることをいいます。

しかし「逃げ惑う」は、逃げ迷うことをいい、どっちに逃げていいか分からずうろうろすることをいいます。

対して「逃げ回る」は、「追手から逃げ回る」のように、捕まらないようにあちこち逃げて歩くことをいいます。