【言葉】
脳裏をよぎる
【読み方】
のうりをよぎる
【意味】
頭の中を横切ること。考えが頭に浮かぶこと。
【類義語】
・彷彿とさせる
・思いが去来する
・まぶたの裏に浮かぶ
「脳裏をよぎる」の使い方
健太くん。熱が下がってよかったわね。
試合に間に合ってよかったよ。出場辞退が脳裏をよぎったよ。
練習する時間は削られたけど、これまでがんばってきたんだから大丈夫よ。
ゆっくり休んだ分、気力も体力も十分だよ。
「脳裏をよぎる」の例文
- 過去の様々な出来事が、脳裏をよぎっては消えた。
- 悪い想像が脳裏をよぎって不安になった。
- 思うように怪我が治らず、引退の二文字が脳裏をよぎる。
- 自殺が脳裏をよぎったこともあったが、いま思えば生きていてよかった。
- ここに至るまでに、あきらめが脳裏をよぎったこともある。
「脳裏をよぎる」と「頭をよぎる」とは?
「脳裏をよぎる」に似ている表現に「頭をよぎる(あたまをよぎる)」があります。
「頭をよぎる」とは、考えや心配な事が心の中にふと浮かぶことをいいます。
「脳裏をよぎる」も「頭をよぎる」も、考えや心配なことが心に浮かぶことをいいます。
しかし、「脳裏をよぎる」の方が、心配事の程度が大きいニュアンスで使われます。