「載せる」の意味と使い方や例文!「乗せる」との違いは?(類義語)

【言葉】
載せる

「乗せる」とも書く。
【読み方】
のせる

【意味】
①運搬できるものの上や内部に、人・荷物などを置いたり入れたりする。積む。
②物の位置を何かの上に移す。多くは、下から上に移すことをいう。
③紙面に書きしるす。掲載する。また、電波などを通して報道する。
④働きかけて自分の方に引き込む。
㋐計略にかける。はめる。
㋑いい気持にさせて調子づかせる。
⑤仲間に加える。
⑥調子を合わせる。

【類義語】
・掲載
・積載

「載せる」の使い方

健太
あのトラックは積み荷を載せ過ぎじゃないかな。
ともこ
明らかに過積載ね。
健太
規定の重量以上の貨物を積んでいると、カーブの時に荷崩れする危険性があるんだよね。
ともこ
歩行者を巻き込んだら大変よね。

「載せる」の例文

  1. 首を載せる台は日本の薪割台ぐらいの大きさで前に鉄の環が着いている。(夏目漱石 倫敦塔)
  2. 記事の一本や二本、写真の一枚や二枚落としたって広告は載せるんだ。(横山秀夫 クライマーズ・ハイ)
  3. 運搬車は大柄な男を載せるのに充分なだけの広さと長さをそなえていた。(大江健三郎 死者の奢り 飼育)
  4. 机の上に載せておいた書類が風で飛ばされてしまった。
  5. これは週刊誌にふさわしい。新聞に載せるような記事ではない。

「載せる」と「乗せる」の違いは?

載せる」は「乗せる」とも書きます。

のせる」は、物の上に別の物をちょうど釣り合うように位置をとらせる意です。

しかし「載せる」の「」は、何かの上に置いたり、車両などに積む意の「積載」や、新聞や雑誌に掲げる意の「掲載」のように使われます。