「拭いきれない」の意味と使い方や例文!「不安が拭いきれない」とは?(類義語)

【言葉】
拭いきれない

【読み方】
ぬぐいきれない

【意味】
①完全にふきとることができない。
②恥、汚点、気持ちなどを消し去ることができない。

【類義語】
・脳裏から離れない

「拭いきれない」の使い方

健太
兄さんが会社を辞めたんだ。
ともこ
転職するの?
健太
転職先は決まっていないんだけど、会社への不信感が拭いきれなかったんだって。
ともこ
拭いきれない不信感を抱えるなんて、一体彼に何があったんでしょうね。

「拭いきれない」の例文

  1. 僕は躰中が拭いきれないほど汚れているような気がし、また躰中のあらゆる粘膜が死者の臭いのする微粒にこびりつかれて強わばっているような、いたたまれない気がした。(大江健三郎 死者の奢り・飼育)
  2. あの時感じた違和感を拭いきれない
  3. 彼の胡散臭さは拭いきれなかった。
  4. 拭いきれないほど涙があふれて出てきた。
  5. 友だちといても拭いきれない寂しさを感じる。

「不安が拭いきれない」とは?

拭いきれない」を用いた表現の一つに「不安が拭いきれない(ふあんがぬぐいきれない)」があります。

不安が拭いきれない」とは、不安な気持ちを消し去ることができないという意味です。

【例文】

  1. ワクチン接種に対する不安が拭いきれない国民が多い。
  2. もしかして間違っているのではないかという不安が拭いきれない