「抜かりない」の意味と使い方や例文!褒め言葉?「抜け目ない」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
抜かりない

【読み方】
ぬかりない

【意味】
手落ちや手抜かりなく。

【類義語】
・如才ない
・そつがない

「抜かりない」の使い方

ともこ
作戦は完璧?
健太
作戦に抜かりないよ。
ともこ
段取りを一通り確認して頭に入れた?
健太
あっ。頭に入れてないよ。途中で作戦が分からなくなったら大変だ。

「抜かりない」の例文

  1. これは抜かりないプロの仕事です。
  2. 抜かりない捜査で容疑者を追い詰める。
  3. 国葬の準備は抜かりない
  4. ともこちゃんは何をするにも抜かりないから安心できる。
  5. 日傘に手袋に最強の日焼け止めと、日焼け対策に抜かりない

褒め言葉?「抜け目ない」との違いは?

抜かりない」とは、動詞「抜かる」+否定の「ない」から成る語です。

抜かる」とは、
①油断して仕損じる。気付かないで失敗する。
②時期を失する。ぐずぐずする。また、だらしなくなる。

という悪い意味です。

抜かりない」は、失敗や油断がないということをいうので、いい意味であり、「彼の仕事は全く抜かりない(彼の仕事は完璧だ)」のように、褒め言葉として使われます。

「抜かりない」「抜け目ない」との違いは?

抜かりない」に似ている語に「抜け目ない(ぬけめない)」があります。

抜け目ない」とは、自分の利益のために十分気を配っており、抜けたところがないという意味です。

抜かりない」も「抜け目ない」も、十分気を配り、抜けたところがないことをいいます。

しかし、「抜け目ない」は、自分の利益のためである点が違います。