【言葉】
追い打ちを掛ける
【読み方】
おいうちをかける
【意味】
逃げていく者を追撃する。弱っているものをさらに厳しい状態に追いやる。
【類義語】
・追撃
・泣き面に蜂
「追い打ちを掛ける」の使い方
健太くん。ニュースを見たわよ。大変だったわね。
父さんがリストラにあったばかりだというのに、追い打ちを掛けるように家が燃えてしまったんだ。
何て言葉をかけていいのかわからないわ。
しかし、この不幸と同等かそれ以上の幸運が来ると僕は信じている!
「追い打ちを掛ける」の例文
- オフィス服のカジュアル傾向に、人との対面機会の減少が追い打ちを掛け、ネクタイやスーツが売れなくなった。
- 値上げラッシュが続いているところに、円安が家計に追い打ちを掛ける。
- 干ばつで苦しんでいる所に、戦争による物価高騰が追い打ちを掛け食料不足が起こっている。
- 不況に追い打ちを掛けるように消費税率が上がり、国民は追い詰められた。
- 苦しんでいる人に負けないでね、がんばってねと言うのは、追い打ちを掛ける行為だ。
誤用に注意!
「追い打ちを掛ける」は、逃げていく者を追撃することをいいます。
しかしまれに、劣勢の側が追い上げるという意味で使われていることがあります。
これは誤用なので注意しましょう。