【言葉】
おもむろに
「徐に」と表記する。
【意味】落ち着いて事を始めるさま。ゆるやかに。おもぶるに。
【類義語】
・やおら
・悠然と
【対義語】
・速やかに
・やにわに
・いきなり
・すぐに
・不意に
「おもむろに」の使い方
おもむろにペンを取り出したわね。
きっといいメロディが浮かんだんだよ。
ホテルに缶詰めになった甲斐があったわね。
新曲が浮かばないって嘆いて一年。ようやく彼の新曲を聞くことができるのか。
「おもむろに」の例文
- おもむろに携帯電話を取り出して誰かと通話を始めた。
- 集まったメンバーの顔を見回して、おもむろに口を開いた。
- 微動だにしなかったそのお爺さんはおもむろに立ち上がった。
- おもむろにその日のことを語り始めた。
- おもむろに手帳を開き予定を確認した。
「おもむろに取り出す」とは?
「おもむろに」を用いた表現の一つに「おもむろに取り出す(おもむろにとりだす)」があります。
「おもむろに取り出す」とは、ゆっくり取り出すことをいいます。
「突然」「不意に」の意で使うのは誤用です。
【例文】
- ポケットから煙草をおもむろに取り出す。
- 鞄の中から手紙をおもむろに取り出す。