「思い当たる節」の意味と使い方や例文!「心当たり」との違いは?(類義語)

【言葉】
思い当たる節

【読み方】
おもいあたるふし

【意味】
自分の経験や記憶が思い出されてなるほどと気付く点。

「節」は、(心がとまるような)点、箇所の意。

【類義語】
・当てがある

「思い当たる節」の使い方

ともこ
先生が健太くんを呼んでいたわよ。
健太
何かしたかな。
ともこ
何かしたから呼び出されているんでしょう?
健太
思い当たる節がないよ。何だろうなあ。

「思い当たる節」の例文

  1. 最近物忘れがひどいと思い当たる節がある方は、このサプリをぜひ。
  2. 先生に叱られたが、思い当たる節がない。
  3. ともこちゃんに嫌われたようだが、思い当たる節が多々ある。
  4. でも、送られたほうは、その荷物に思い当たる節がないし、俺の名前が使われているのも気味が悪い。(伊坂幸太郎 ゴールデンスランバー)
  5. 男性の顔には見覚えがなかったが、黒いドレスの女性にはひと目で思い当たる節があった。(東川篤哉 謎解きはディナーのあとで)

「思い当たる節」と「心当たり」の違いは?

思い当たる節」と似ている語に「心当たり(こころあたり)」があります。

心当たり」とは、「心に思い当たること。また、見当をつけた場所。」という意味です。

思い当たる節」も「心当たり」も、思い当たる点のことをいいます。

しかし「心当たり」は、見当をつけた場所という意味がある点が違います。