「お送りいたします」の意味と使い方や例文!「送付致します」は失礼な敬語?(類義語)

【言葉】
お送りいたします

【読み方】
おおくりいたします

【意味】
送るの意の丁寧な表現。

【類義語】
・発送いたします
・送付いたします

「お送りいたします」の使い方

健太
2、3日でお送りいたしますって言われたのに、まだ来ないな。
ともこ
大雪で配送に遅れが生じているみたいよ。
健太
それでなのか。
ともこ
一度、問い合わせてみた方が良い思うわ。

「お送りいたします」の例文

  1. 当選した方にだけ、当選通知をお送りいたします
  2. ご注文の品をお送りいたします
  3. 四度も書き直してくれて、お気の毒千万なのですが計十五円だけお送りいたします。(太宰治 虚構の春)
  4. 便りのたびになにほどかのお金はきっとお送りいたします。(室生犀星 荻吹く歌)
  5. 供人を添えてお送りいたしますゆえ、吉野へおわたり下さいまし。(吉川英治 私本太平記)

「送付致します」は失礼な敬語?

お送りいたします」に似ている表現の一つに「送付致します(そうふいたします)」があります。

送付致します」とは、送る意の丁寧な表現です。

取引先などに対して書類などを送る場合に使われ、名詞「送付」+動詞「致す」+助動詞「ます」から成る謙譲表現です。

送付」は、送り届けることをいいます。

しかし「送付」が、先方にとって望ましくないものを無理に送るという感じを伴う「送り付ける」に似ていることから、悪い印象を与えてしまうことがあるので注意が必要です。

送付致します」は、敬語として目上の人に対してつかうことができます。

失礼にはなりませんが、誤解のない「お送りいたします」を使った方が無難です。