「大雑把」の意味と使い方や例文!「がさつ」「おおらか」「適当」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
大雑把

【読み方】
おおざっぱ

【意味】
細かいことにこだわらないさま。粗雑なさま。おおまか。

【類義語】
・ざっくり

「大雑把」の使い方

ともこ
健太くん。しっかり調べたの?
健太
実は、大雑把に調べたんだ。
ともこ
どうせチラ見しただけなんでしょう。ここにスイッチがあるじゃないの。
健太
ほんとうだ。僕が見た時にはなかったんだよ。

「大雑把」の例文

  1. 大雑把に数えたので正確な数字は分かりません。
  2. 仕上げが大雑把で雑だと売ることができない。
  3. 健太くんの説明は大雑把すぎてさっぱりわからなかった。
  4. 彼はやることが大雑把だから、結局僕らが修正しないといけない。
  5. 大雑把な見積もりでしたらすぐにできます。

「大雑把」と「がさつ」「おおらか」「適当」との違いは?

大雑把」に似ている語に「がさつ」「おおらか」「適当(てきとう)」があります。

「大雑把」と「がさつ」の違いは?

がさつ」は、言動が粗暴でぞんざいなさまという意味です。

大雑把」も「がさつ」も、雑という意味があります。

しかし「がさつ」は、粗暴な言動をいいます。

対して「大雑把」は、幅広いことに対して、粗雑であることをいいます。

「大雑把」と「おおらか」の違いは?

おおらか」は、
①分量の多いさま。たっぷり。
②ゆったりとしてせこせこしないさま。

という意味です。

大雑把」も「おおらか」も、細かいことにこだわらないことをいいます。

しかし「大雑把」は、粗雑やおおまかという意味で、悪いニュアンスを含みます。

対して「おおらか」は、余裕があり、寛容な性格を言うことが多く、良いニュアンスで使われます。

「大雑把」と「適当」の違いは?

適当」は、
①ある状態や目的などに、ほどよくあてはまること。
②その場に合わせて要領よくやること。いい加減。

という意味です。

大雑把」の粗雑の意と、「適当」のいい加減の意が似ています。

しかし「大雑把」は、細かいことにこだわらず、大きくとらえることをいいます。

対して「適当」は、ピッタリ当てはまることや要領よくやることをいいます。