【言葉】
大雑把
【読み方】
おおざっぱ
【意味】
細かいことにこだわらないさま。粗雑なさま。おおまか。
【類義語】
・ざっくり
「大雑把」の使い方
健太くん。しっかり調べたの?
実は、大雑把に調べたんだ。
どうせチラ見しただけなんでしょう。ここにスイッチがあるじゃないの。
ほんとうだ。僕が見た時にはなかったんだよ。
「大雑把」の例文
- 大雑把に数えたので正確な数字は分かりません。
- 仕上げが大雑把で雑だと売ることができない。
- 健太くんの説明は大雑把すぎてさっぱりわからなかった。
- 彼はやることが大雑把だから、結局僕らが修正しないといけない。
- 大雑把な見積もりでしたらすぐにできます。
「大雑把」と「がさつ」「おおらか」「適当」との違いは?
「大雑把」に似ている語に「がさつ」「おおらか」「適当(てきとう)」があります。
「大雑把」と「がさつ」の違いは?
「がさつ」は、言動が粗暴でぞんざいなさまという意味です。
「大雑把」も「がさつ」も、雑という意味があります。
しかし「がさつ」は、粗暴な言動をいいます。
対して「大雑把」は、幅広いことに対して、粗雑であることをいいます。
「大雑把」と「おおらか」の違いは?
「おおらか」は、
①分量の多いさま。たっぷり。
②ゆったりとしてせこせこしないさま。
という意味です。
「大雑把」も「おおらか」も、細かいことにこだわらないことをいいます。
しかし「大雑把」は、粗雑やおおまかという意味で、悪いニュアンスを含みます。
対して「おおらか」は、余裕があり、寛容な性格を言うことが多く、良いニュアンスで使われます。
「大雑把」と「適当」の違いは?
「適当」は、
①ある状態や目的などに、ほどよくあてはまること。
②その場に合わせて要領よくやること。いい加減。
という意味です。
「大雑把」の粗雑の意と、「適当」のいい加減の意が似ています。
しかし「大雑把」は、細かいことにこだわらず、大きくとらえることをいいます。
対して「適当」は、ピッタリ当てはまることや要領よくやることをいいます。