【言葉】
知る由もない
【読み方】
しるよしもない
【意味】
知るための方法も手がかりもない。
【類義語】
・分かるはずがない
・与り知らない
・知り得ない
「知る由もない」の使い方
ともこちゃんのお兄さんは元気かな。
携帯もパソコンも持たずに旅立ったから、知る由もないわ。
便りがないのは良い便りって言うよね。
元気だと良いんだけどね。こっちがこんなに心配しているなんて、兄さんは知る由もないわね。
「知る由もない」の例文
- 昨夜、住民たちは何事もなく床に就いたに違いない。その数時間後に自分たちを待ち受ける運命など知る由もなかっただろう。(安生正 生存者ゼロ)
- この男がのちに竜太の危機を救うことになろうとは、むろん知る由もなかった。(三浦綾子 銃口)
- そのときいかなることが起こったかは知る由もない。(A.Cドイル ホームズの回想)
- 健太くんがそのとき何を考えていたのか、今となっては知る由もない。
- 史実を裏付ける資料が残されておらず、当時の真相を知る由もない。
「知る由もない」と「知る術もない」の違いは?
「知る由もない」に似ている表現に「知る術もない(しるすべもない)」があります。
「知る術もない」とは、知るための方法や手段がないことをいい、「知る由もない」と同じ意味で使われます。
「由」は、「理由。手段。方法。伝聞の内容。述べたことの内容。」の意。
「術」は、「すべき方法。しかた。てだて。手段。」の意。
「術」は、「すべき方法。しかた。てだて。手段。」の意。