「漫ろ」の意味と使い方や例文!「そぞろ歩く」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
漫ろ

【意味】
そぞろ

【意味】
①何となく心のすすむさま。
②わけもないこと。これというはっきりした理由がないこと。
③そうすべきでもないのに、いわれなく事をするさま。不本意に事を行うさま。
④いい加減なこと。軽率なこと。
⑤無関係なさま。
⑥程度の著しいさま。むやみ。
⑦気持ちが落ち着かないこと。そわそわすること。

【類義語】
・落ち着かない
・そわそわ

【対義語】
・落ち着き
・安定
・明確

「漫ろ」の使い方

ともこ
健太くん。朝から気も漫ろという感じね。
健太
下駄箱にラブレターが入っていたんだ。誰からなのか気になってしょうがない。
ともこ
これ、隣のクラスの男子生徒宛てよ。出席番号が同じだから間違えたのね。
健太
ショックだ。こんなの破り捨ててやる。

「漫ろ」の例文

  1. いつもの小兵衛に似合わず、今日は気も急くし、足の運びも漫ろなのである。(池波正太郎 剣客商売 9 待ち伏せ)
  2. 私は又、同じあの病室で、脳膜炎で入院してゐた長女が、脊髄から水を取られるときの悲鳴を聞くのが厭さに、その時もこの炊事場で煙草をふかしてゐた、十年前のことが、漫ろに思ひ出されて来た。(徳田秋声 和解)
  3. 夏の夕方、涼を求める人たちがうちわを使いながら漫ろ歩いていた。
  4. 気軽に漫ろ歩くことができるよう遊歩道を整備した。
  5. とりとめもなく気の向くまま漫ろに日記を書く。

「そぞろ歩く」とは?

漫ろ」を用いた表現の一つに「漫ろ歩く(そぞろあるく)」があります。

そぞろ歩く」と表記することが多いです。

そぞろ歩く」とは、「あてどもなく歩き回ること。すずろありき。」という意味です。

【例文】

  1. ロックダウンが解除され、青空の下そぞろ歩く人たちであふれかえった。
  2. 海沿いをそぞろ歩くために、このマンションを買ったんだ。