【言葉】
滾る
【読み方】
たぎる
【意味】
①水がさかまいて激しく流れる。
②煮えたつ。
③激する気持ちが盛んにわきおこる。わきあがる。
【類義語】
・漲る
・昂る
・高揚
・旺盛
「滾る」の使い方
ヤカンの湯が滾っているよ。
気付いたなら見ていないで火を止めておいてよ。
怒りが滾るともこちゃんと湯が滾るヤカンは似ているね。
失礼なことを言わないで。
「滾る」の例文
- すべてはあの茶色の髪の男のせいだと、青木は憤りを胸の中で滾らせた。(貫井徳郎 天使の屍)
- 読み終えた井上から黙って決議文を受取ると、知幸はもう一度目を通している。読み返すというよりは、そうして滾る心を鎮めているのに違いない。(松下竜一 砦に拠る)
- それはもう、最高に滾るやつをだよ!(諫山創 進撃の巨人)
- 日本代表は諦めていない。勝利への情熱を滾らせている。
- 怒りで血が煮え滾るようだ。
「血が滾る」とは?
「滾る」を用いた表現の一つに「血が滾る(ちがたぎる)」があります。
「血が滾る」とは、血がわき上がるように、感情が激しくわき上がることをいいます。
【例文】
- 彼は常に、血が滾るような戦いと好敵手を求め続けている。
- モノづくりの会社として名を馳せた企業なので、この事業は血が滾る分野だろう。