「高ぶる」の意味と使い方や例文!「昂る」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
高ぶる

【読み方】
たかぶる

【意味】
①気分・感情などが高まる。興奮状態になる。
②思い上がった態度をとる。尊大に振る舞う。

【類義語】
・威張る
・おごる
・付け上がる

【対義語】
・慎む
・落ち着く

「高ぶる」の使い方

ともこ
昨日はいい試合運びだったわね。
健太
気持ちが高ぶることなく、試合終了のホイッスルが鳴るまで冷静だったんだよ。
ともこ
体だけじゃなく、精神も鍛えられたのかしら。
健太
厳しいトレーニングの合間に滝行もがんばったからね。

「高ぶる」の例文

  1. 夫は少し働きすぎたのでいまちょっと神経が高ぶっているだけなのです。(横溝正史 山名耕作の不思議な生活)
  2. 気持ちが高ぶっているのと同時に、かなりの困惑を伴ってもいるらしい。(内田康夫 遺骨)
  3. 婚約者のことを打ち明けてくれた時でも、彼女はあんなふうに感情を高ぶらせたりはしなかった。前庭にチェンバロが置いてあった。(小川洋子 やさしい訴え)
  4. 彼は高貴な育ちなのに、少しも高ぶる所がない。
  5. 何か言おうとしたが、感情が高ぶってしまい言葉にならなかった。

「高ぶる」と「昂る」の違いは?

高ぶる」は「昂る」とも書きます。

高ぶる」も「昂る」も同じ意味ですが、「昂る」が常用外の表記であるため、一般的に「高ぶる」が使われます。