【言葉】
畳み掛ける
【読み方】
たたみかける
【意味】
①相手に余裕を与えず、立て続けに行う。
②たたもうとする。たたみ始める。
【語源・由来】
広がっていた物を何度も折って小さく畳むことから、物が幾重にも折り重なる意になり、積み重なる意が派生し、何度も続く、繰り返し行うことを表すようになった。
【類義語】
・喋りたてる
・舌が回る
【対義語】
・口ごもる
・呂律が回らない
「畳み掛ける」の使い方
冒頭から畳み掛けるような演出だったね。
瞬きするのを忘れていたわ。
記憶に残るいいコンサートだったよ。
頑張ってチケットをとってよかったわよね。
「畳み掛ける」の例文
- 彼女に答える間を与えず、まるで畳み掛けるように続ける。
- こんなふうに畳み掛けるように、臭い台詞を吐ける奴だとは知らなかった。齧ってみるまで、どんな林擒か分からないものだ。(恩田陸 夜のピクニック)
- 私はすぐに畳み掛けて露骨に云った。(森鴎外 二人の友)
- 「あんまり、勉強なさるとかえって金時計が取れませんよ」と女は澄した顔で畳み掛ける。男の陣立は総崩となる。(夏目漱石 虞美人草)
- 彼の畳み掛けるようなボケに、鋭いツッコミを入れていく。