【言葉】
たってのお願い
「達ての」は当て字。
【読み方】
たってのおねがい
【意味】
無理を承知で強く希望すること。
【類義語】
・切望
・渇望
「たってのお願い」の使い方
たってのお願いなんだけど、掃除当番を代わってくれないかな。
どうせ家に帰ってテレビゲームがしたいんでしょう。
違うんだ。母さんが風邪で寝込んでいるんだ。
それを早く言ってよ。代わってあげるから、しっかり看病するのよ。
「たってのお願い」の例文
- ただ、たってのお願いですが、ぼくがここに来たことはだれにも言わないで下さい。(チェーホフ チェーホフ短編集 決闘)
- 明日は必ず、午後の正八時におうかがいしてごあいさつ申しあげますが、ついては勝手ながら、切なる、加えてはたってのお願いをつけ加えさせていただきます。(ドストエフスキー 罪と罰)
- これは私のたってのお願いです。
- 病床にある妻のたってのお願いなので、何とかしてあげたい。
- それで、私からのたってのお願いですから、あのよき友ルジアッティ〔興行主〕にあなたから手紙を出して下さい。(モーツァルト モーツァルトの手紙)