【言葉】
手堅い
【読み方】
てがたい
【意味】
①することが確実で危険がない。
②相場が下落する傾向がない。
【類義語】
・慎重
・用心深い
「手堅い」の使い方
健太くんはどんな会社に就職したい?
小さくても手堅い経営をしているところがいいなあ。
大手だからって安心できない時代だもんね。
できれば長く勤めたいからね。
「手堅い」の例文
- 手堅い品が盛に作られてこそ本当の発展だというべきではないでしょうか。(柳宗悦 手仕事の日本)
- その監督は、データを重視した冷静で手堅い采配をしている。
- 彼は公務員で手堅い人柄です。
- そのほうがてっとり早く安全で、手堅く金を得ることができるからだ。(宮部みゆき 天狗風 霊験お初捕物控 二)
- こうして手堅く刻んで打って行き、あとは得意のアプローチで勝負する。その間に、相手が冒険してエラーで自滅するのを待つというのが大介の戦法であった。(山崎豊子 華麗なる一族 上)
「手堅い」と「堅実」との違いは?
「手堅い」に似ている表現に「堅実(けんじつ)」があります。
「堅実」とは、「しっかりしてあぶなげのないこと。てがたいこと。」という意味です。
「手堅い」も「堅実」も、確実であぶなげがないことをいいます。
しかし「手堅い」に、相場が下落する傾向がないという意味がある点が違います。