「手厳しい」の意味と使い方や例文!「厳しい」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
手厳しい

【読み方】
てきびしい

【意味】
遠慮や容赦がなく極めて厳しい。

【類義語】
・容赦ない
・辛辣

【対義語】
・手緩い

「手厳しい」の使い方

健太
あの批評家が現政権に対して手厳しいことを言っていたよ。
ともこ
私も手厳しいことを言いたいわ。
健太
そうだね。手厳しいことを言いたい人ばかりだよね。
ともこ
私たち一般庶民の声は届かないから、その批評家にもっと手厳しいことを言ってもらいたいわ。

「手厳しい」の例文

  1. そんなことをしていられるかどうか考えてみよとのご反問の手厳しさ。(田山花袋 田舎教師)
  2. 網川は、それらの手厳しい意見を謹聴しているようなふりをしていた。(宮部みゆき 模倣犯 下)
  3. 皆さんがあの気ちがいじみた人にちょっと手厳しすぎた感じなんでね。ドストエフスキー 北垣信行 罪と罰 上
  4. 先生は男子生徒には手厳しいが、女子生徒には砂糖のように甘い。
  5. ありのまま報告したら、案の定手厳しく叱責された。

「手厳しい」と「厳しい」の違いは?

手厳しい」に似ている語に「厳しい(きびしい)」があります。

厳しい」とは、
①厳重である。おごそかである。
②厳しく容赦ない。むごい。
③けわしい。
④物事の状態や人の表情などが緊張している。
⑤はなはだしい。ひどい。
⑥並一通りでない。たいしたものである。
⑦実行するのが難しい。

という意味です。

手厳しい」は、極めて「厳しい」ことをいい、人の態度に対して使います。

対して「厳しい」は、人の態度以外にも使われます。