【言葉】
月並み
「月次」とも書く。
【読み方】つきなみ
【意味】
①毎月。月ごと。
②暦月の連続・数。
③月ごとにあること。月例。
㋐月次祭の略。
㋑月並会の略。
㋒月経。月のもの。
㋓月並俳句の略。
④平凡なこと。陳腐なこと。ありきたり。
【類義語】
・人並み
・有りふれた
・何の変哲もない
・平々凡々たる
・平平たる
・凡庸
・凡下
・陳腐
・決まり切った
・普通
・常識的
・よくある
・日常的
・ひと通り
・並
・一般的
・事もなし
・尋常一様
【対義語】
・奇抜
「月並み」の使い方
着物を着たともこちゃんはきれいだね。月並みなことしか言えないけど。
ありがとう。月並みでも嬉しいわ。
もっと本を読んで語彙力を増やしたいな。
それは良いわね。
「月並み」の例文
- 月並みですが、甘じょっぱい肉と卵が絶妙のハーモニーを奏でていました。
- ふたりが月並みに恋愛をして結ばれたとは、わたしには信じられないのだ。(下田治美 愛を乞うひと)
- 僕は時間を八時と決めて、それまで月並みな観光客に戻ることにした。(永六輔 遠くへ行きたい)
- 脚本を書いてみたが、月並みで駄目だと言われた。
- 意気地なさに、多少にせよ腹を立てた僕のほうが、むしろ月並みだったのだ。(モーム 月と六ペンス)
「月並みな感想」とは?
「月並み」を用いた表現の一つに「月並みな感想(つきなみなかんそう)」があります。
「月並みな感想」とは、平凡でありきたりな感想のことをいいます。
【例文】
- 急に尋ねられて月並みな感想しか言えなかった。
- 彼女にどんな御馳走を食べさせても月並みな感想しか言わない。