「承りました」の意味と使い方や例文!「賜りました」との違いは?(類義語)

【言葉】
承りました

【読み方】
うけたまわりました

【意味】
①「受ける」の謙譲語。謹んでお受けする。
②「聞く」の謙譲語。謹んで聞く。拝聴する。
③「伝え聞く」の謙譲語。
④「引き受ける」の意の謙譲語。謹んでお引き受けする。

【類義語】
・親密になる
・義理立てを誓う
・親睦を深める

「承りました」の使い方

健太
昨日、妙な話を承りました
ともこ
どんな話?
健太
学校が2cmずつ南に移動しているって。
ともこ
本当だったらこわいわね。

「承りました」の例文

  1. ネットで注文したが、ご注文を承りましたという通知が来なくて不安になる。
  2. 市民の切実な声を承りました
  3. 嘘か真実かは解りませんが、此の事は私が彼の土地へ参ったとき承りました。(三遊亭円朝 松の操美人の生埋)
  4. 彼がこれを機に引退を考えている旨を承りました
  5. お部屋はご希望どおりにお取りできましたので、お名前とお電話番号を承りました。(有栖川有栖 海のある奈良に死す)

「承りました」と「賜りました」との違いは?

承りました」に似ている語に「賜りました(たまわりました)」があります。

賜りました」とは、
①「もらう」の意の謙譲語。目上の人から物などをいただく。ちょうだいする。
②「与える」の意の尊敬語。鎌倉時代以降の用法。目上の人が物などをくださる。

という意味です。

承りました」は、「受ける」、「聞く」、「伝え聞く」、「引き受ける」の意です。

対して「賜りました」は、「もらう」、「与える」の意なので、両語は似ていますが意味が違います。