【言葉】
恭しい
【読み方】
うやうやしい
【意味】
相手を敬って、礼儀正しく丁寧である
【語源・由来】
「礼 (うや)」が重なって、「うやうやしくすること。礼儀。」という意味を強調する言葉。
「恭」は当て字。
【類義語】・慎ましい
・遠慮深い
・消極的
【対義語】
・無礼
「恭しい」の使い方
空手を習っていてよかったことはある?
目上の人に恭しい態度で接することができるようになったよ。
「道」がつく習い事は、礼儀を学ぶことができるわよね。
そして、とても強くなったよ。
「恭しい」の例文
- そうしてその机の上へ、恭しそうに青磁の香炉や金襴の袋を並べ立てた。(芥川竜之介 奇怪な再会)
- ウソだと思ったら外国に行ってくるがよい。なるほど外国に行けば婦人は一見、恭しく扱ってもらえるようにみえる。(遠藤周作 ぐうたら愛情学)
- 自分がこんなに馬鹿にされている校長や、教頭に恭しくお礼を云っている。(夏目漱石 坊っちゃん)
- 健太くんは、賜った賞状を恭しくささげ持つ。
- 校長先生に恭しく一礼した。
悪い意味?良い意味?
「恭しい」は、目上の人を敬い礼儀正しく丁寧にすることをいいます。
なので、いい意味で使われます。