「恭しい」の意味と使い方や例文!悪い意味?良い意味?(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
恭しい

【読み方】
うやうやしい

【意味】
相手を敬って、礼儀正しく丁寧である

【語源・由来】
「礼 (うや)」が重なって、「うやうやしくすること。礼儀。」という意味を強調する言葉。

「恭」は当て字。
【類義語】
・慎ましい
・遠慮深い
・消極的

【対義語】
・無礼

「恭しい」の使い方

ともこ
空手を習っていてよかったことはある?
健太
目上の人に恭しい態度で接することができるようになったよ。
ともこ
「道」がつく習い事は、礼儀を学ぶことができるわよね。
健太
そして、とても強くなったよ。

「恭しい」の例文

  1. そうしてその机の上へ、恭しそうに青磁の香炉や金襴の袋を並べ立てた。(芥川竜之介 奇怪な再会)
  2. ウソだと思ったら外国に行ってくるがよい。なるほど外国に行けば婦人は一見、恭しく扱ってもらえるようにみえる。(遠藤周作 ぐうたら愛情学)
  3. 自分がこんなに馬鹿にされている校長や、教頭に恭しくお礼を云っている。(夏目漱石 坊っちゃん)
  4. 健太くんは、賜った賞状を恭しくささげ持つ。
  5. 校長先生に恭しく一礼した。

悪い意味?良い意味?

恭しい」は、目上の人を敬い礼儀正しく丁寧にすることをいいます。

なので、いい意味で使われます。