「疚しい」の意味と使い方や例文!「疾しい」との違いは?(類義語)

【言葉】
疚しい

「疾しい」とも書く。
【読み方】
やましい

【意味】
①良心がとがめる。
②気分が悪く、病気であるような気がする。
③不満やあせりを感じ、もどかしい。

【類義語】
・後ろめたい
・後ろ暗い

「疚しい」の使い方

ともこ
健太くん。心に疚しいところがあるわね。
健太
な、何も無いよ。何だよ急に。あはははは。
ともこ
健太くんは疚しいことがあると眉毛を触るのよ。
健太
そんな癖があったのかあ。今後気を付けよう。

「疚しい」の例文

  1. ある時まではそれに疚しさを感ずるように思って多少苦しんだことはある。(有島武郎 想片)
  2. 私と結婚なさるのは、過去に人格的に疚しいところのない女を妻になさることです。(A・C・ドイル シャーロックホームズ全集 踊る人形)
  3. イヤ、それはそれとして、兎も角も自分はこれに就いて一点疚しい処のないのは明白な事実だ。(石川啄木 雲は天才である)
  4. 警察に職務質問をされたが疚しいところはない。
  5. 疚しいところがないのならば、正々堂々と記者会見をすればいい。

「疚しい」と「疾しい」との違いは?

疚しい」は、「疾しい」とも書きます。

疚しい」の「」は、「やましい。気がとがめる。 やむ。なやむ。ながわずらい。」という意味があります。
疾しい」の「」は、「やまい。やむ。なやむ。にくむ。ねたむ。はやい。」という意味があります。

」は、主に、気がとがめることをいいます。

対して、「」は、にくむ、はやいという意味がある点が違います。