「由無い」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
由無い

【読み方】
よしない

【意味】
①そうするいわれがない。理由がない。
②そのかいがない。つまらない。くだらない。
③なすべき方法がない。しかたがない。やむをえない。
④不都合だ。よくない。
⑤縁もゆかりもない。関係がない。

【類義語】
・理由がない
・謂われがない
・つまらない
・関係がない

「由無い」の使い方

ともこ
健太くんだけ反対しているんだけど、理由があるの?
健太
理由は無いよ。
ともこ
理由があるならちゃんと話し合うわ。でも由無い反対は迷惑よ。
健太
そうだね。元々どちらでも良かったんだ。賛成で良いよ。

「由無い」の例文

  1. 貫一はかく思到りて、我又夢に入りたるにあらざるかと疑はんとも為つ。夢ならずと為せば、我は由無き処に来にけるよ。(尾崎紅葉 金色夜叉)
  2. 今日一日の物質的損害の額は算するに由無し、死傷も多大なり、生き残れる人々も明日の事を思いて、生きたる心地無し。(シモン・ニューコム 暗黒星)
  3. 健太くんに話しても由無い事だ。
  4. 由無く解雇され訴えることにした。
  5. 何故万引きしたのかと問われれば、由無く同級生の命に従っただけです。